F1ダイアリー
F1をこよなく愛するフォーチュン・ナビゲーターによるF1的日記
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これがタイトルだ! キミ初栄冠達成 ブラジルGP決勝
2007年10月22日 (月) 03:40 | 編集
これがタイトルだ。レース中盤を過ぎた頃、じわじわと私の中にこみあげてきたのがこの思いでした。

見事だったフェラーリマジック

運命の2度目のピットストップ。マッサが先に入り、キミが渾身アタックで間隔を詰め、そのままピットを経てコースに戻ろうとしたとき・・・・ほんの鼻先差で、マッサの前に滑り込んだ鮮やかさ。

これぞフェラーリマジック!
これぞフェラーリドライバー!

ミハエルが当たり前のようにやってきた“フェラーリの基本”。それをこなせるだけの技量・精神力を合わせ持った希有なドライバーが、キミであり、マッサであったという事実。

いつだったか、「ほんの少し」足りなくてこのストラテジが失敗したこともありました。一見、できて当然のように見えるけど、決してそうじゃない。少なくとも、今のハミルトンにはできない。それを、彼自身が自己申告してしまったレースでもありました。

ハミルトンを自滅に導いたもの

ハミルトンはおろか、アロンソからもタイトルをもぎ取っていったのは、ロン・デニスだったのではないでしょうか。明らかなチーム内のえこひいき。そう言ってしまうと子供の不満のように聞こえるけれど、決してそうじゃない。

チーム力が大切なF1という競技で、チームの関心・愛情が片方のドライバーに傾いているという状況がどんなに異常か。もうひとりのドライバー(しかもチャンピオン!)にとってどんなに受け容れがたいことか。

きっと契約のときはもっと甘い顔してたはず。でなければ、あんな形でフラビオを蹴って移籍したりしないでしょう。富士GPの失敗と同じくらい、許せないことです(CSとはいえ、公共の電波に乗せて「富士の不祥事」と言い切った今宮さんはすごい!)。

中国GPに続いて、ブラジルでもまさかのオーバーランを犯したハミルトン。ミスというほどではなかったでしょうが、いわゆる「プレッシャーに潰された」心理状態を誘発させたのは、ロンの甘やかし政策にあった気がしてなりません。TCの異常(によるスローダウン)は、神様がロンに与えた警告だったのでは。

“負けなかった”アロンソの意地

タイトルこそ逃したものの、レースではハミルトンの上位に立ち、辛くもポディウムをもぎ取ったアロンソ。とても誇らしげに見えました。

チーム力が大切なF1で、文字通りの孤立無援状態にありながら、おそらくは我が身ひとつで(担当エンジニアの協力くらいはあったと思いたい)ここまで踏ん張ったアロンソ。キミが環境に恵まれてタイトルを手にしたことを考えると、アロンソの実力、精神力はいかばかりかと感心しきりです。

カナダGPマクラーレンのピット前で観戦した私は、アロンソとハミルトンのピットの温度差を肌で体感してきました。6月の時点で、アロンソ周辺は完全に冷え切ってました。

そしてインテルラゴスでも、ハミルトンのピットでロンの家族がルイスと談笑している画がOAされましたよね。これが何を意味するのか、ファンならよーーくわかるはず。

来季に期待の新世代たち

ニコ、クビサの攻防は見ていて楽しめました。一貴の走りも、来季を期待させるものでした。

新世代ではないけれど、琢磨の粘りも素晴らしかった。スタートでいきなり13番手にジャンプアップ。その後いったんペースを落としますが、いち早くスーパーソフトを穿いてラップタイムを更新していったのはさすがです。

マシンにこそ恵まれていませんが、いいクルマに乗せたら確実に結果を出すだろうと思わせました。

                        

しかし、見応えのあった最終戦でした。キミの見事な走りには正直しびれた! いろいろ書いてきましたが、今日は純粋に「キミ、かっこいい!」でいい気がします(笑)。キミの正確なライン取り、シャープでキレのある走りが存分に堪能できたのでは。

それに、普段はお酒大好き、ゴリラのかぶりもの大好き、時にはマジックショーでやらせまでやっちゃうお茶目っぷりはやっぱり憎めない。「ジェームス・ハント」の名前で(笑)スノボ(でしたっけ?)ですか。いいじゃない、それでタイトル獲っちゃうんだから。結果をきちんと出して、マッサにとっても感謝していたところが素敵です。

そして、ポディウムとプレカンでひとり複雑な表情だったマッサには尊敬の念すら覚えました。仕事をカンペキに果たした仕事人の顔。これに甘んじるとケロになっちゃうんで(ケロも好きですよ私は)、来季のシートがもし得られれば(身売りに出されなければ)、改めてタイトルを狙って欲しいですね。
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